2013年8月4日日曜日

ヒルクライム

全長15キロ、標高170mから980mへの、登りだけのロードレースに出てきました。苦しいと分かっているのに、何故かエントリーしてしまうのは、理屈じゃなくて登ると、感じる事ができるからだと思う。
スタートから5キロでもうすでにフロントもリアもインナーに入りっぱなし。最後の5キロが勾配キツいというのに。
でも、どうしようもなくしんどくても、今できることを探すと何かしらやれることがあって、オーバーヒートしそうな頭に水をかけてやったり、先の方に短いけれど平坦な区間を見つけてギアを切り変え、足を休ませたり、そんなことの積み重ねで100m、200mと進んで行くことができる。
以前は体力に任せてがむしゃらに登ることができたので分からなかったけれど、苦しいと感じた時に「でもまだやれることがある」と思い「今をなんかする」を果てしなく繰り返すことが、ゴールに近づくことなんじゃないかと。
そう思ったら何だかゴールするのが寂しいような気がしたりして。
でも、今年も登り切ることができて嬉しかった。
「こうすればいい」と判断できても、自分の体でできなくなる日がいつかくる。
そう思うと苦しいと思うことすらが愛しい気がする。

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